Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

子宮頸がんワクチンー小学6年生から高校1年生は積極的に接種しましょうー

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

本日の外来には子宮頸がんワクチンを接種し患者さんが来院されました。

子宮頸がんワクチンについて、ざっと簡単に調べてみました。

(より詳しく知りたい方は、添付の参考サイトを訪ねていただければと思います)。

 

・HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)とは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ予防接種に用いられる薬剤である。

ヒトパピローマウイルスには200種類以上もの「型」が存在するが、その一部に対するワクチンを接種している。

・現在、日本で認可されているHPVワクチンには、2価ワクチン(2つの型に効果あり)、4価ワクチン(4つの型に効果あり)、9価ワクチン(9つの型に効果あり)の3種類がある。

予防接種法に基づき、市区町村が主体となって定期予防接種が行われている。

・対象者は小学校6年生~高校1年生相当の女子で無料で接種可能。対象年齢を過ぎた女性でも、任意で(自費で)接種を受けることが可能。

(予防効果の観点から26歳までは接種が推奨されている)。

(安全性の懸念から積極的な接種を控えていた時期があったことから、定期接種対象者を拡大している自治体も存在する)

・現在のところ公費負担となるワクチンは、2価ワクチンと4価ワクチンのみ。9価ワクチンの接種を希望する場合には全額自己負担。

・ワクチンの有効性は、国別・研究期間・対象患者さんが異なっているが、過去の報告では子宮頸がんの発生率をほぼ100%抑制、HPVの感染率も約30%→10%に減少させたとの報告も存在する。

9歳以上の男性も任意で接種を受けることができる(4価ワクチンのみ)。

 

参考サイト

HPV_Part1_4.pdf (jsog.or.jp)

HPV_Part3_2.pdf (jsog.or.jp)

HPVワクチンについて | メディカルノート (medicalnote.jp)

子宮頸がんワクチン予防接種について 江戸川区ホームページ (city.edogawa.tokyo.jp)

 

 

私自身も知らなかったこともあり、短時間ではありますが勉強になりました。