Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

医師との結婚で女性医師のフルタイム勤務率低下

皆様ご無沙汰しております。

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

ブログ更新が滞っていました。

11月から年末年始にかけて時間と心の余裕がなかったので、ブログ更新が途絶えていましたが、些細なことでも1日1学びの姿勢を続けていきたいと思います。

 

さて、ある医療情報雑誌を読んでいるとこんな記事が目に留まりました。

「医師との結婚で女性医師のフルタイム勤務率低下」

 

これは医師同士の結婚が女性医師のフルタイム勤務の妨げになっている、とする内容です。

女性医師は真面目、優秀、推進力が高く、そのような方々が働けないのは大きな社会的損失だ!とする内容です。

 

こちらの引用元の論文では、

・20-50歳の既婚医師を対象に収集したデータベースでは、女性医師の69%が男性医師と結婚している(ちなみに男性医師の配偶者が女性医師の割合は15%)。

・女性医師がフルタイムで勤務している割合は、配偶者が医師である場合には68.1%、非医師である場合には76.3%と、フルタイム勤務率が前者で低値である。

・子供がいない女性医師では、配偶者の職業が医師であるか否かに関わらずフルタイム勤務率に差がないことから、配偶者が医師の場合には女性医師の負担が大きい

ことが報告されていました。

 

こちらの記事を読んで2つの課題があると思います。

1つは、「本当はフルタイムで働きたい女性医師が働けるような環境づくり」

もう1つは「男性医師が育休をスムーズに取ることができるように雰囲気づくり」

かな、と思います。

 

1点、個人的な疑問点は、「女性医師の中で本当はフルタイムで働きたいけど働けない割合」ってどれくらいなのか知りたいなってことは思いました。

私が所属する職場では女性医師が最優先なので、現実問題として働きたい女性医師が働けないことが日本で起きているのか疑問に思っています。

一方で、男性が育休取得する!なんて言おうものなら色んな進路が閉ざされてしまう場合も多い印象です(少なくとも育休を取得している男性医師を見たことがありません)。

 

いずれにしても女性医師をパートナーに持つ男性医師の皆さん!

もしパートナーがフルタイムで働きたいと仰られている場合には、家事・育児に協力して場合によっては育休の取得をご検討してみてはいかがでしょうか。