溶連菌感染症の登園(登校)基準は?
Dr.けーぴょんちゃんです。
前医で「溶連菌感染症」と診断された5歳の保育園児とその母親が登園許可書を希望され受診されました。
溶連菌感染症は、皆様もご存知かもしれませんが「連鎖球菌」というばい菌が喉にある扁桃にくっつき炎症を起こす病気です。小児では15-20%は喉に保菌(実際に感染症を行さないが喉に定着している)しているとされています。
あまり成人で同疾患における出勤許可書や基準を尋ねられた記憶がなく、ざっとインターネットで調べてみました。
結論、「適切な抗菌薬加療から24-48時間経過かつ全身状態良好」
というのが広くに用いられている基準のようです。
Microsoft Word - ①(本文).docx (mhlw.go.jp)
kansen_kijun2019.02.pdf (seiun-hoiku.com)
この根拠は、抗菌薬治療24時間以内に感染性が極めて乏しくなることとされています。
また登園不可期間が、抗菌薬内服開始後24時間か48時間は各保育園によって異なる場合があるようです。
溶連菌感染症と診断されたら、成人も小児問わず、1日は休みましょう!