大学教員の研究時間ー日本の「科学力」の分岐点かー
Dr.けーぴょんちゃんです。
今朝のニュースに、「大学教員の研究時間の減少」についての記事がありました。
削られる大学教員の研究時間、会議など負担に 政府が対策検討(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
現実問題として確かに!って思います。というか上司辛そう・・・。
今はまだWebでの会議が多いので移動の体力が温存できていますが、この先全てon-siteで会議に移行するとなるとまず無理ですね。
私のような一兵卒だと、40-50歳代の教授以下の先生方4-5人の都合を合わせて研究ディスカッションを行う上で最も大変なのが、スケジュール調整です笑
昨日は、教授をトイレまで追いかけて実験報告しました笑(図太い根性なので笑)なんなら教授室にアポなしで突撃しています笑
上司は皆温かいから自由にやらしてもらっているのですが、他の大学の同期に話を聞くと、「誰も教えてくれないから医局出た」って学会で言っていましたね。。。
あと上記の記事にケチをつけるわけではないのですが、1点懸念点として、記事内のグラフのご解釈が生まれないか、ということです。
下記のグラフでは研究時間が減少していることは読み取れますが、その原因が「教育時間の割合の上昇」にあるように見えてしまいます。
教育は貴重だと思います。ただ評価されないことが問題だと思います。
研究の評価は論文や研究費取得、臨床は患者さんからの感謝、教育の評価方法は?
今日は午前は保健所の結核検診の応援外来、午後は大学で外来です。
ケンカ腰で受診する患者さんが来ませんようにm(__)m