Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

2022/02/16 カフェインの作用と歴史

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

本日は当直明けで眠いです。

プレゼン資料はだいぶまとまりが出てきたので、本日19時からやり切って泥のように寝ます。

 

今朝からエナジードリンクにお世話になっています。

皆さん、カフェインの多岐にわたる効果についてご存知ですか?

コーヒーなどでも有名な成分ですが、カフェインについて「単なる眠気覚まし」くらいの知識しか持っていなかったので、ざっと情報を抽出しました。

 

 

・1819 年 ドイツの科学者Runge(ルンゲ) がコーヒーから抽出に成功した。

・カフェインは第 1 版日本薬局方(1886 年)以来継続収載されている(今は全然処方しません)。

・健康に影響のない1日あたりのカフェイン摂取量は、健康な成人で400mg、妊婦で300mg、子供で2.5mg/体重とされています(カナダ保健省調べ)。

・イギリスの産業革命時期には労働者を働かすためにはカフェインは必須であり資本主義形成に寄与した。

・カフェインの薬理作用としては、中枢神経興奮、強心作用、利尿、気管支拡張、骨格筋収縮など多面的な作用を有する。これはそれぞれの臓器に由来するカフェインの受容体(非選択的アデノシン受容体拮抗作用)や酵素阻害作用(非選択的ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害作用)、細胞内のイオンバランスの調整(Caイオンの遊離促進作用)などに起因する。

参考サイト

カフェイン「ホエイ」 (packageinsert.jp)

カフェインの歴史:カフェインからエナジードリンクあるいはデカフェへ (real-coffee.net)

カフェインが関与する相互作用:DI Online (nikkeibp.co.jp)

 

約200年前の創薬分子が、栄養剤として世界で頻用されているのは興味深いですね。

先人に感謝しながら、残りの時間必死に仕事の合間にスライド作りを堪能したいと思います!!終わったら本当に寝ます!!Youtubeのテニス動画の閲覧を再開させてください。