Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日最低1つの学びを

亜鉛欠乏の徴候はありませんか?ー大人も子供も亜鉛欠乏に注意しましょうー

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

「妊娠前に葉酸を摂取を」は有名かと思います。

高齢化社会、働きざかりの若者の偏食率も特徴的な日本において亜鉛欠乏にも着目が集まっていて、様々な研究がなされています。

国民健康・栄養調査報告では、日本人の男性/女性とも20歳代以降で平均亜鉛摂取量は推奨量に比べてやや少なく摂取不足気味といわれています。

特に食欲摂取が十分でない、偏食である、または肝臓疾患や糖尿病などでも亜鉛の吸収や排泄に影響し不足しやすいことは知っておくべきです.

 

亜鉛は、300種類以上の酵素の活性中心または補酵素として働き、生命維持にとって不可欠な微量元素です。

亜鉛の生理作用は以下のように実に多彩です。

①発育(小児)

②皮膚代謝

③生殖機能

④味覚

⑤精神・行動への影響

⑥免疫機能

⑦創傷治癒

など様々な作用を有しています。

そのため亜鉛が欠乏すると、上記が障害されて様々な症状が出現します。思い当たるような症状はありませんか?

 

 

亜鉛欠乏によりきたしる症状と検査所見

※血清亜鉛は早朝空腹時に測定することが望ましい。

 

In take不足(摂取不足)だけではなく、一部の薬剤では亜鉛欠乏をきたすものがあります。

以下の薬剤を長期に内服している患者さん(リウマチ患者さんや、尿酸値が高い患者さん、痛み止めを継続的に内服せざるを得ない患者さんなど)は、是非主治医の先生に採血で亜鉛の測定を依頼することをお勧めします。

亜鉛サプリメントのリンクを貼付しておきます。

亜鉛欠乏をきたしうる薬剤と適応疾患

 

参考文献

日本臨床栄養学会編:亜鉛欠乏症の診療指針2018.
http://jscn.gr.jp/pdf/aen2018.pdf