本邦の死因について
Dr.けーぴょんちゃんです。
年明け1/4からバタバタとしており、本年初投稿です。
皆様の素晴らしい投稿には劣りますが、「1日1学び」は続けていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致しますm(__)m
さて、日本の死因について改めて見てみました。
この知識は、医師国家試験や各種専門医試験において頻出の問題となっています。
下記は最新の令和3年(2021年)の人口動態統計における死因順位です。
令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
男性+女性
1位 悪性新生物(「がん」)
2位 心疾患
3位 老衰
4位 脳血管疾患
5位 肺炎
6位 誤嚥性肺炎
7位 不慮の事故
8位 腎不全
10位 血管性等の認知症
→不動の第1位は「がん」ですね。
→心疾患、脳血管疾患、肺炎、誤嚥性肺炎、腎不全、認知症は特定の集団を除き「老衰」に含まれうる集団も含まれていると思います。
男性と女性で分けたときの特徴
→男性の死因にタバコが原因で肺の破壊が起きる「COPD」、肺が固くなる病気「間質性肺炎」が上位に食い込んできます。
大雑把にまとめると、
・日本では「癌」と「老衰」で死亡する(ある意味で平和な国なのかもしれません)
・「肺癌」「肺炎」「COPD」といった患者が多いことをもっと世の中に認知してもらい、呼吸器内科医を増やすような努力が必要である。
といった感想を抱きました。
インフルエンザやコロナを忘れて楽しい1年を過ごしたいと思います。