Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

2022/03/27 桜の花粉症ってあるのかーお花見シーズン到来ー

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

東京都内はとても暖かく過ごしやすい日です。

スライド作りから逃避し続けて外出したら、お花見目的の歩行者で歩道が埋め尽くされていました。

穏やかな気持ちになれましたね。

 

さて、通りながら「そういえば桜の花粉症かも」といって受診される患者さんに出会ったことがないな、とふと思いました。

何故なんでしょうか。

 

それは、桜が「虫媒花」だからだそうです。

虫媒花の花粉は風媒花の花粉(スギやヒノキ等)と比較して、粘着性があり、花粉の粒子が大きく、量自体が少ないため、風に乗りにくいようですね。

※スギやヒノキの粒子径が20-40μⅿと様々はネット情報で記載されていますが、サクラの花粉のサイズにはなかなかたどり着けませんでした。ご存知の方がいれば教えてください。

→呼吸器内科としては、肺の奥にある空気の通り道(=末梢気道)は3μⅿ程度と言われているので、全然花粉は届かないですね。

 

 

 

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花粉粒子径と他の吸入抗原のサイズ比較

 

 

参考サイト

PM2.5対策について 【マックス株式会社 公式通販サイト】 フィルター・火災警報器・ディスポーザ薬剤 (jyukan-shop-max.com)

 

花粉症の方であっても、風が比較的弱い日にマスクして、思いっきり楽しんでいただければと思います。

※ただしこのシーズンはヒノキ花粉症の方は注意が必要です。