Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

2022/01/23 免疫染色ーmonoclonal抗体とpolyclonal抗体の違いは?ー

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

AGA行ってきました。頭皮の写真は驚愕でした笑

見たい方はコメントくださればお送りします笑

 

さて、今日はふとmonoclonal抗体とpolyclonal抗体の違いについて改めて勉強することにしました。

そもそも抗体とは、標的蛋白(≒自分が興味がある物質)を検出する際に使用する試薬です。光らせたり、発現をチェックしたり、細胞の局在をみるなど多彩な用途で実験に使用される他、喘息など疾患特異的な薬剤としても幅広く使用されています。

 

・抗体は、B細胞が分化した抗体産生細胞によって作られる

・抗体は抗原のもつエピトープ(抗原決定基)を認識して特異的に結合する。タンパク質などの大きな抗原にはエピトープが複数あり、1つの抗原には可変部の異なる複数の抗体が結合しうる。

モノクローナル抗体は1つのエピトープを認識して結合し特異性が高いが感度が低い一方、ポリクローナル抗体は複数の抗体が抗原のもつ複数のエピトープを認識して結合し特異性が低いが感度が高い。

モノクローナル抗体は高価、ポリクローナル抗体ではLotごとに抗体の組成が異なってしまう。

参考サイト

【解決】ウェスタンブロット法の原理と流れをわかりやすく解説してみた (lifescience-study.com)

 

抗体作成方法についてもより深く勉強したい方は、以下のサイトが参考になりました。

【解決】モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の作製 (lifescience-study.com)

 

抗体を使う実験を山ほどやっても日の目を見ないデータも多々出てきますが、まずは自分が面白いと思えるように、上司に喜んでもらえるように、社会に喜んでもらえるように適度に頑張っていきたいですね!