Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日最低1つの学びを

プリックテストとは?休薬すべき薬剤と休薬期間を含めて

Dr.けーぴょんちゃんです。
 
現在はとある病院で当直中です。
来週に迫るアレルギー専門医試験対策を並行して行っております。

 

夜間は心停止、起床時に呼吸・循環不安定で活動する日々になってしまいました。

とほほ。

 

さて、アレルギーがあるかを調べる検査にプリックテストが汎用されます。主に皮膚科の先生にお願いしますが、アレルギーに詳しい先生にお願いすることが通常です。

 

**プリックテスト(skin prick test)**は、
即時型アレルギー(IgE依存性)を調べる皮膚テストです。
アレルゲン液を皮膚表面から少量侵入させ、膨疹・発赤を評価します。

 

🧪 プリックテストとは?

方法

前腕または背部に

  1. アレルゲン液を滴下
  2. 専用針で浅く穿刺(出血させない程度)
  3. 15分後判定

判定

  • 膨疹(wheal)
  • 発赤(flare)

陽性対照:ヒスタミン
陰性対照:生食/溶媒


用途

  • 食物アレルギー
  • ダニ・花粉・動物
  • ラテックス
  • 一部薬物アレルギー補助

🧬 何を見ている?

皮膚肥満細胞上の
FcεRI
結合IgEが抗原で架橋され、

→ ヒスタミン放出
→ 膨疹形成


💊 休薬すべき薬剤と期間

最重要:H1抗ヒスタミン薬

これらは偽陰性の原因になります。

薬剤群 休薬期間目安
第1世代抗ヒスタミン薬 2〜3日
第2世代抗ヒスタミン薬 3〜7日
長時間作用型(例:一部薬剤) 7日以上

代表的第2世代(目安)

薬剤 休薬目安
フェキソフェナジン 3日
ロラタジン 5日
セチリジン 3〜5日
オロパタジン 5日
ルパタジン 5〜7日

※施設基準差あり


その他注意薬

薬剤 休薬
三環系抗うつ薬 1〜2週
H2 blocker 通常大きな影響少
全身ステロイド 通常少量なら可
局所ステロイド塗布部位 数日避ける

❌ 休薬不要

検査 抗ヒスタミン薬
血中特異的IgE 不要

🎯 試験対策まとめ

プリックテスト:

  • IgE依存即時型検査
  • 15分判定
  • 抗ヒスタミン薬は3〜7日前中止、抗うつ薬やステロイド外用薬も一定期間の休薬が必要(皮膚テストの際にはヒスタミン遊離に影響を与える薬剤は注意)