Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

帯状疱疹ワクチンの現状

Dr.けーぴょんちゃんです。

本日外来に帯状疱疹ワクチン接種についてのお問合せがありました。

 

50歳以上の方には発症予防目的にワクチン接種が推奨されています。

日本では、現在2種類帯状疱疹ワクチンが接種可能です。

どちらを選ぶかは、医師と患者さんで相談の上で決定しています。

言い換えると一長一短ということです。

それぞれの特徴を記載されている表はインターネットで沢山記載されていますので、キーポイントだけ掻い摘んで記載します。

 

注目点は、

接種回数(1回 or 2回)

費用(約9000円 or約45000円 )

持続時間(約5年 vs 約10年)

種類(生ワクチン vs 不活化ワクチン)

をご本人にご説明して、ご納得いただける方を接種しています。

 

奏効率(どれくらい効果があるか)とかも把握していますが、患者さんにマシンガンのように説明しても伝わらないので、控えています。

 

私は、ヘルペスウイルスで苦い思い出がある患者さん(例えば、口唇ヘルペスが何度もでてしまう、家族で帯状疱疹後神経痛で悩まされている方)には、値段は高いですがシングリックスを推奨している、というのが個人的な経験則です。

 

患者さんに選んでください!っていうのも難しいことも多いので、自分なりの考えと原則に沿って医療を提供しています。

参考になれば幸いです。

 

 

(参考:こどもとおとなのワクチンサイト 帯状疱疹GSK社 ホームページ シングリックス