Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

2022/04/24 骨粗鬆症ー診断と治療の抜粋ー

Dr.けーぴょんちゃんです。

 

皆さんは骨が脆くなる病気「骨粗鬆症」という病気をご存知でしょうか。

高齢者の方が、不意に転倒してしまい、場合によっては寝たきりの原因ともなる病気です。

本日は、骨粗鬆症の勉強をする機会がありましたので、自分の知識を補完する形で記載してみようと思います。

 

ざっくりとは、

「様々な原因で骨が弱くなる病気で、原因に応じた予防と治療が大切である」

でしょうか。

 

以下、詳細です。

骨粗鬆症とは、「低骨量でかつ骨組織の微細構造が変化し、そのために骨が脆くなり骨折しやすくなった病態」と定義される。

・日本の骨粗鬆患者は、約1300万人と推計されている。80歳以上女性において、大腿骨頸部で約60-70%、腰椎で約40%と有病率が推計されている。

骨粗鬆症は、原発性(加齢もしくは加齢に伴う性腺機能不全以外に骨代謝を障害する要因がないもの)と続発性(薬剤や栄養障害、生活習慣など骨代謝を障害する要因があるもの)とに分けられる。

・診断は、脆弱性骨折と画像で算出される骨密度値であるYAM値(若年成人平均値)の組み合わせで診断される。

・続発性骨粗鬆症の原因は、ホルモン、栄養状態、薬物、先天性、生活習慣病(糖尿病や肺気腫など)、不動性(安静臥床など)あり。

・続発性骨粗鬆症の原因でも、炎症抑制薬であるステロイドは骨密度を減少させる薬剤として最も有名である。3か月以上ステロイドを使用中あるいは使用予定がある患者のうち、①既存骨折がある場合②プレドニゾロン換算で7.5㎎/日以上③65歳以上のいずれかに該当する場合には、骨密度に関わらず薬物療法(ビスフォスフォネート製剤)の適応となる。

・治療は薬物療法だけではなく、運動負荷や栄養状態改善など複合的にサポートが必要である。

 

特にステロイドの副作用対策に精通している医師はまだまだ少ない印象を受けます。

腰や足が骨折すると生活の質にかかわることですので、整形外科や一部の内科で骨密度を測定してもらって、場合によっては予防的に薬物療法もお勧めします。