Dr-Kee-pyon-chan’s diary

1日1学びと息抜き

2022/01/14 タグとタグ抗体の種類と特徴は?

 

Dr.けーぴょんちゃんです。

昨日は寝落ちしてしまいました。

 

自分は標的蛋白の検出手法の確立に取り組んでいる過程で、タグ蛋白で標識して様々な構造学的、機能学的解析を行っております。

タグ蛋白について網羅的に調べたことがなかったな、と思い改めて簡単にまとめてみました。

 

・タグとは、遺伝子工学的手法により、目的のタンパク質に「目印」となるタグタンパクをつけて生体内に発現させることで、他の類似のタンパク質と区別することができる。

・それぞれのタグ蛋白に対する抗体を使って目的のタンパク質の局在や発現量を調べたり、精製することが可能となる。

・タグを認識する抗体を一般にタグ抗体と呼び、タグ抗体のエピトープとなるタグ配列を「エピトープタグ」と呼ぶ。

・FLAG®(DYKDDDDK、DDDDKなど)やHA、His、Myc、V5などは発現用のカセットベクターが普及している。

・タグには、ペプチドタグ、ポリペプチドタグ、AIDシステムに使用するタグ、レポーター遺伝子、蛍光タンパク質、ハプテンの種類が存在する。

参考サイト

タグとタグ抗体 | MBLライフサイエンス

 

私はFlag抗体を使用しており、特にトラブルは感じていませんのでお勧めします。

研究に取り組む中で、ビックデータからあるたんぱくAの構造学的、機能学的解析をしてみたい方は、是非参考にしてください!